簡単に? アイデアを作る方法2
アイデアは「量が質を生む」ということですが、そもそも量を出せない・・・
ということで引き続き、加藤昌治さんの「考具」(こうぐ)でアイデアの作り方について学んでいきたいと思います。

情報を集める
アイデアを出すためには、まずは情報が必要です。
「集めたい情報は何か?」 「解決したい問題は何か?」
この2点を意識しながら情報収集をすすめていきます。
① カラーバス
意識した色は、いつも以上にたくさんあるように感じます。
これを利用して「集めたい情報」を意識します。
するといつもと違うところに意識が集まり、発見の幅が広がります。
② 聞き耳
話を聞くことで情報収集が可能です。ただ、毎回そのために人と会って話をするというのは難しいものです。
そこで1人でも可能なことは「聞き耳」をたてること。
周りの人が話している内容から、今の世の中、つまりお客様(になる可能性がある人)から
話をきいている状態になります。
③ ちょいメモ
人はとにかく忘れてしまうもの・・・ということでメモをします。
頭の中で自分が考えていることを外に出しておくという感覚です。
④ フォトリーディング
一種の読書法で、本などを文字ではなく「画像」でとらえるという方法です。
「右脳を使って画像でとらえる」という技術をいきなり使用できるかどうかはおいておいて・・・
・この読書でどのような情報を得たいのか?
と考えて、
・自分にとって大切と思える部分を「探す」
このように、「読む」から「探す」という発想が大切なようです。
情報を理解する
このようにして集めた情報を、次は「理解する」ようにします。
① 演じる
「相手の立場になって考えてみましょう」と言われますが、なかなか難しいものです。
そこで、「相手を演じる」ようにします。実際に相手になって体を動かすことで、
どのようなことが気になるかが見えてきます。
たとえば、小さい子を演じて、行動してみると・・・位置が高くて届かない、見えないなどが分かるかもしれません。
② 現場で聞く
課題のヒントは、やはりその現場にあるもの。ということで現場に行くことです。
さらに、現場で疑問が出なくなるまで「質問」をしていきます。
そのときには「項目ごと」に質問していくこともポイントになります。
直接、現場にいる方に質問し続けるのは難しい場合があると思いますが、
現場を見て、自問自答していくことで発見はありそうですね。
たくさんアイデアを出すためには、たくさん情報を集めておく必要があるのですね。

