お試しください。呼吸法2
「鼻呼吸」と「腹式呼吸」
この2点が非常に大切だということがわかりました。
この2つを使って、さらに効果的なトレーニングにチャレンジしてみたいと
思います。
今回も
パトリック・マキューンさんの『人生が変わる 最高の呼吸法』
こちらで呼吸を使ったトレーニングを学んでいきたいと思います。
高地トレーニングと高強度トレーニング
「高地トレーニング」は標高2500mくらいで生活やトレーニングを行う
ものです。高地でトレーニングをすることで、酸素運搬能力を高める
ねらいがあります。
こちらに改良を加えた、高地(2500mくらい)で生活し、
低地(1250mくらい)でトレーニングをする「高地・低地トレーニング」
は、酸素運搬能力+筋力のどちらも高めることができるそうです。
「高強度トレーニング」は短時間に集中的に運動強度をあげるトレーニング
で、有酸素運動(持久力の向上)+無酸素運動(筋力・スピードの向上)の
両方の効果があります。
両方を生かす!?
ただ、高地トレーニングには難しい問題点があります。
それは、そもそも「高地がないとできない」という点です。
しかし、場所に関係なく「高地トレーニング」と「高強度トレーニング」の
両方を行う方法があります。
それが『トレーニング中に、息を止める』エクササイズです。
このエクササイズを行うことで
・酸素運搬能力が向上し、持久力が上がる。
・疲労を抑え、回復までの期間が短くなる。
・血液から筋肉に届けられる酸素量が増加し、パフォーマンスが向上する。
このような効果が期待できます。
低地にいながら高地トレーニング
実際にやってみるときのポイントは
・中度から強度の息苦しさを感じるまで息を止める
・息苦しくなったら、呼吸を再開する
・2〜3回の呼吸で通常の呼吸に戻るくらいの強度にする。
呼吸を再開して、通常に戻るまでに2〜3回より多くかかる時は
強度が強すぎるので、少し早めに呼吸を再開するようにします。
これらを意識しながら、ウォーキングで実際にやってみることにします。
1 1分間ほど歩いて、鼻からゆっくり息を吐き、鼻をつまんで息を止める。
2 息苦しさを感じるまで、息を止めたまま歩く。
3 息苦しさを感じたら、鼻から手をはなし、鼻呼吸で通常の呼吸へ戻す。
4 再度、通常の呼吸で30秒歩いて、同じように息を吐き、息を止める。
これを繰り返し、10〜15分ウォーキングを行います。
実際にやってみると、全身が熱くなる感覚で、かなり苦しさを感じました。
(初回チャレンジの時は、2回目に息を止めている時に一旦中止しました。)
ただ、このトレーニングは食事から2時間以上あけて、空腹時に行うように
しましょう。
緊張をとり、パフォーマンスを高める
いざ本番。本番前というのは、緊張してしまうもの。
そんな時、本番への集中力を高め、過度な緊張をとるエクササイズが
「呼吸回復エクササイズ」です。
1 鼻から小さく息を吸う
2 鼻から小さく息を吐く
3 2〜5秒、息を止める。
4 息を止め終わったら、10秒ほど通常の呼吸をする
5 1〜4を繰り返す。
運動後にすると、クールダウンの効果が得られます。
呼吸を意識しながらトレーニングをすることで、
得られる効果も高いものになるかもしれません。
ウォーキングをし、呼吸回復エクササイズをしてから、
口にテープをはって寝ることにしましょう。
