リバース思考でこれからの道を作る
「目標ができたけど、どのように目指していけばよいか分からない・・・」
・目標から逆算する
・目標までの道のりを細かく分ける
・期限を決めて取り組む
などの目標達成方法を聞くのですが、
「目標から逆算」するためにはどうすればよいのでしょうか?
そこで今回はロン・フリードマンさんの『リバース思考』で
「成功を逆算」する方法を学んでいきたいと思います。
基本は複製!
自分の目標があったとして、過去に近い目標を達成した人はいるでしょうか?
目標を達成した人がいる場合、その人はどのようにして成功をつかんだのでしょうか?
まずは「うまくいったパターン」の「複製」をします。
これから進むべき道が見えてくるようになります。
模倣はとても大切!
ただ過去の人の真似をするだけでいいのか?
それでは自分の独自性がなくなってしまうのではないか?
と思うかもしれませんが、実際は逆になります。
「創造性を高めて、独創的なアイデアを生み出したい!」
と考えていても、なかなかアイデアは生まれてきません。
アイデアは「組み合わせる」ところから生まれてくるものです。
そこで「模倣」をすることが大切になってきます。
独創的なアイデアをだすぞ!と「自分」に固執していると、かえって自分の中に
こもってしまい、創造性が失われていってしまいます。
しかし、「模倣」をすることで、自分の固定概念に対して「新しい視点」をむけさせる
きっかけになり、違う思考ができるようになります。
模倣のために4つのステップ
では、実際に「模倣」するためにはどのような手順があるのでしょうか。
1 データ・サンプルの取集
2 サンプル同士をみて、異なるところを見つける
3 サンプル同士をみて、似ている点を見つける
4 分析結果を利用して、どのようにすればよいか予測する
たくさんの例(データ・サンプル)を集め、自分が良いと思うものを
選別していく。例の数が多いほど、異なる点も、似ている点も探すことができる
ようになります。
「すべてが」革新的!は評価されない?
ここで注意があります。様々なサンプルを集めていき
「これまでに無い、まったく新しいものができたぞ!」
という場合、すばらしいものであっても評価されないことがあります。
実は、アイデアなどは、斬新であればあるほど拒否される傾向が強いのです。
すべてが新しいものというのは、不安を感じてしまいます。
そのため、良いものであっても安心できないため、拒否されてしまうのです。
では、どのようなアイデアがよいのでしょうか?
それは「なじみのあるもの」です。 模倣に加えて少し変えることが大切になります。
つまり、実績のあるパターンを模倣し、そこに独自の考えを加えたものが
「良いアイデア」になるのです。
さらに創造性を広げるために
現在の自分は「最も多く時間をすごす、5人の人間によって作られている」と言われま
す。つまり、周りの環境が変われば思考方法などが変わることになります。
ただ、急に人間関係を変えることはできません。
そこで、すぐできる方法としては
「○○ならどう考えるか?」と自問することです。
このように考えることで「今の自分」+「お手本となる人の特徴」が融合することに
なり、今までと違う思考ができるようになります。
それ以外の方法として
「注意を払う対象」を変えることです。
極端な話ですが、みんなが全く同じことに注意を払っているとすれば、
インプットの内容が同じになり、思考は同じようなものになります。
そこで、人と違う点に注意を払うようにします。すると、他の人とは違う創作が
可能になっていきます。
創造性は「その人が何に注意を払うか」によって決まるのです。
