リバース思考でこれからの道を作る2

 うまくいった人の方法を分析して、どのような構造になっているかを知る。

 そして、その構造に自分のしたいことをあてはめていく。

 さらに「複製」したものに自分独自のひねりを加えていく。

 このように、仕組みを見つけて、独自のアイデアを組み合わせることによって、これから自分がどのように進んでいけばよいかが見えてきます。

 では、見えてきた道を効率的に進むためにはどのようにすればよいのでしょうか。

 今回もロン・フリードマンさんの『リバース思考』で学んでいきたいと思います。

数値化しよう

 目標にむかって気持ちを切らさずに進めていくことは難しいものです。

そこで活用したい方法が「数値化する」というものです。

 数値を記録することで、様々な行動が改善される傾向があると分かっています。

 たとえば、テストの成績などの数字が目に見えて向上すると、「進歩している」と感じることができます。

 これによって自信を持って進んでいくことができるようになります。

 実は、成果に全然関係のない数字であっても、行動に影響するということが分かっています。それほど数字の力が強いということですね。

 この力を利用して、自分の成果を数値化することで、より良くしていく気持ちを持ち続けることができます。

測定しよう

 それでは、どのようにして数値化していけばよいのでしょうか?

 まずは自分がしたい行動を複数の要素に分解します。

例:プレゼンのスキルを高めたい

 この場合、プレゼンに必要な要素をいくつかに分解します。

・記憶力 ・伝達力 ・表現力 ・存在感 ・冷静さ

 たとえばこのように分けてみます。そして、それぞれの要素に点数をつけることで、自分の現状が見えてきます。

 自分の現状がわかったら、足りない要素をトレーニングしたり、得意な要素を磨いたりすることでプレゼンスキルを高めることができるようになります。

 点数をつけていくことで、やる気を高い状態で維持することにもつながるのですね。

日常生活に応用するには?

 この数値化は普段の生活にも活かすことができます。

 まずは、日常的にすることで自分が良くなる行動をリストアップしておきます。

そして毎晩、リストアップした項目を達成していたかどうかを自己採点します。

 このように数値化することで、日常的にしたいと考えていることを実行する気持ちが高まり、逆にできていない行動にチャレンジしようという気持ちになります。

 また、能力を向上させるためには「フィードバック」が必要不可欠ですが、自己採点をすることにより、フィードバックもあわせて行うことができます。

注意点は?

 数値化は自分の目標を達成するための武器になりますが、注意点もあります。

それは、「1つの指標だけで判断してしまう」ことです。

 何が問題かというと、1つの数値だけにとらわれると、他の重要なものを犠牲にしてでも1つの数値を高めようという気になってしまうのです。

 項目を分けて数値化していくときには、複数の評価基準を作って採点していくようにしましょう。

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