リバース思考でこれからの道を作る3
・自分の行動を数値化することで、進歩を感じることができるようになる。
・点数をつけることで、向上心を保つことができる。
・日常的にとりたい行動をリストアップして、自己採点をする。
数値化によってより良い行動ができるようになっていきます。
それでは、さらに能力をのばすためにはどのようにすればよいのでしょうか?
今回もロン・フリードマンさんの『リバース思考』で学んでいきたいと思います。
振り返ろう
能力を大きくのばすために必要なことは「振り返り」です。
振り返ることで得た教訓を、未来にどのように活かすかを考えることが必要になります。
「時間もないし、振り返っている時間など無い・・・」
と思うかもしれませんが、振り返ることには大きなメリットがあります。
・うまくいっていれば自信を持って進められる
・よくなければ改善点を探すことができる
時間をかけてでも振り返りをすることは非常に効果的です。
未来を見る方法?
未来を予言することは難しくても、未来を「予測」することは可能です。
その方法が「イメージトレーニング」です。
イメージトレーニングによって、「こうなるのではないか?」とシミュレーションすることで、上達が早くなります。
たとえば、頭の中で練習してからピアノの練習をする人は、より上達が早くなるそうです。
イメージトレーニングの注意点
効果的なイメージトレーニングですが、注意点があります。
それは、「良い成績をとったところをイメージ」するだけの場合、かえって成績が悪くなることがあります。
理由として、良い成績をとったイメージをすることで一時的に満足してしまい、成功のために必要な努力をする意欲が減ってしまうからと考えられています。
どのようにイメージトレーニングすればよい?
それではイメージトレーニングの良い方法とはどのようなものでしょうか?
それは、成功にいたる「過程」をシミュレーションすることです。
さらに、効果を高めるためには「自分が失敗している」ところをイメージすることです。
失敗したときにどのように乗り越えるを想像することでより高い効果を得ることができます。
イメージトレーニングの時間は20分以下がよいとされていますので、
少しだけ時間をとって、成功への過程をイメージすると良いようです。
練習の難度を上げる。
そして、さらに練習効果を高める方法が「難度を上げる」ことです。
難度を上げる方法はいくつかあります。たとえば、
・新しさを求める
練習というと、同じことを何度も繰り返してできるようにするところを想像するかもしれません。
しかし、同じことを繰り返すことで慣れてしまい、刺激が少なくなることで上達がにぶくなります。
そこで、新しいことに挑戦すると、練習パターンに変化ができ、難度が高くなります。
・プレッシャーを高める
プレッシャーの中で練習することで、恐怖心を克服して、予期せぬ事態に対して動揺せずに行動することができるようになります。
まとめると
・自己採点(現在に注目する)
・振り返り(過去に注目する)
・イメージトレーニングによる対策(未来に注目する)
このように「現在・過去・未来」に注目することで、効率よく上達させることができるのですね。
