「重大な決断」をする方法
これから自分の進むべき道をどのように選択するべきか・・・
どっちを選べばよいのか・・・
このように考えることがあると思います。
どのように思考し、どのように決断をすればよいか
今回は、ラス・ロバーツさんの『非合理な思考術』で
どのようにして答えを出せばよいか学んでいきたいと思います。
プラス VS マイナス
どちらを選べばよいか迷ったときに
プラス面とマイナス面の両方をあげて、比較して決定するという方法が使用されている
ことがあります。
この方法も一定の効果がありますが、いくつかの問題点があります。
・思考するときには「失うもの」が多く頭をよぎる
つまり、「マイナス面」が多く頭にうかびやすくなるということです。
すると、「しない方がよいか」と判断することが多くなります。
・1点にひっぱられる
何か自分が重要だと感じる「良い点」があれば、良い方にひっぱられます。
もちろん、逆も同じです。
重要な1点にひっぱられた結果が出ることがあります。
これに関しては「自分で良いと思うのであれば、問題ないのでは?」と感じます。
もちろん自分で選択して実行する分には問題ありません。
しかし、「客観的」にみて判断できないことになり、実際には自分の想定より
うまくいかないということが出てきます。
プラス? マイナス? わからない!
選択のときに、プラス面とマイナス面を検討しようとします。
しかし、このプラス面とマイナス面はあくまでも「想像」でしかありません。
実際に選択すると本当にプラスになるのか、マイナスになるのかはやってみなければ
分からない問題です。
外部からみて「プラス」、「マイナス」と想像できるというものでしかありません。
だからこそ、プラスとマイナスに分けて判断したとしても、「想定と違う」ということが
起きてしまうのです。
自分は何を求めているのか?
判断が難しい場合に、一つのヒントとなるのが
「自分が本当に求めているものは何か」が分かっていることです。
自分が本当に求めているものというと難しく感じますし、
すぐに分かるものではなさそうです。
このような選択のときに、自分がどちらを求めているか判断したい場合
「コイン投げ」というものがあります。
『表がでたら「○○」、裏がでたら「□□」』
というものですね。
たとえばこのようにしてみましょう。
「表がでたらラーメン、裏がでたらうどん」と決めたとします。
そしてコインを投げた瞬間
(表が出て欲しい!)と心で願う瞬間があります。
その瞬間が本当に求めているものが分かるというわけですね。
これは遊びのような方法ですが、日常の選択のときにも同じように
(こっちになって欲しい!)という瞬間があれば
自分の選択のヒントになりますね。
プラス VS マイナス 勝者は・・・!?
ただ注意すべきことは
プラス面が多いからこっち。マイナス面が多いからあっち。
と単純に比較すべきではないという点です。
1日24時間あったとして、
・13時間が大変で、11時間は楽しかった。
・よって今日は大変な日だった。
と言われると、なんとなく「そうとは限らないのでは?」と思います。
「大変だったけど充実していた」ということもありますので、
単純に比較はできないことが多いですね。
どんどん「決断は難しいのではないか?」と思えてきました・・・
