頭の中の「ひとりごと」の影響は?2
頭の中のひとりごとが様々な影響を与えていることがわかりました。
もちろん、必要な要素もありますが、ざっくりと言えば
「不安になり、能力が低下する」
ということにつながります。
それでは、このような頭の中のひとりごとに対して、どのように対処すれば
よいのでしょうか?
今回はイーサン・クロスさんの『チャッター 「頭の中のひとりごとを」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』で学んでいきたいと思います。
「頭の中のひとりごと」への対処法
・客観性を持つ
「頭の中のひとりごと」というのは、自分の頭の中のせまい世界でものごとをみている
状態です。さらに、心配ごとがあると視野がせまくなります。
そこで、自分を客観的に見るようにすると「広い視野」を持つことができます。
客観性を持つためには?
1 自分のことを「名前・二人称・三人称」でよぶ。
普段、何かを考えるときには「私は・・・」と頭の中でひとりごとが思いうかびます。
そこを「あなたは・・・」という文章に変換して考えます。
または「彼は・・・」「彼女は・・・」のようにして考えます。
2 友人に話しかけるようにする。
自分が悩んでいることを、友人が悩んでいると想像して話かけるようにします。
自分の内部だけで考えることで、知識の幅に制限ができてしまいますが、
外部まで視野を広げることで解決に必要な情報を多く集められるようになります。
「ひとりごと」で生まれた不安への対処法は?
・まわりの環境を整える。
まわりの環境が整えられていると、「コントロールできる」と感じるようになり、
不安感をおさえることができます。
・自然にふれる
森林があるところを散歩する、花や木を見るなどすることで注意力や集中力が高まり
ます。森林の写真や、川や海などの自然音を聞くことでも不安感をおさえられます。
・自然に対して「畏怖の念」を持つ
自然のすごさを感じることで、自分の心配事を大局的にみることができるように
なります。
・何かにふれる
人や動物などに触れることでやすらぎを得ることができます。
ぬいぐるみや布でも効果があります。
