アドリブトークの突破口?
「アドリブで、いい話がしたいなぁ」
色々な場で、とつぜん話をするとなったときに、せっかくですから楽しい話がしたい。
ということで、アドリブトークに強くなる方法を
マット・エイブラハムズさんの『Think Fast,Talk Smart 米MBA生が学ぶ「急に話を振られても困らない」ためのアドリブ力』で学んでいきたいと思います。
なぜアドリブは難しい?
急に話をふられて、うまく話せなかったという経験があると、
話をしているときに不安が生まれてパフォーマンスが下がります。
すると、次はもっと不安が強くなる・・・この繰り返しでアドリブは難しいと
感じるようになります。
・対処法
1 アドリブはできないものとする
アドリブではプレゼンのように完璧を目指すのではなく、不完全なものだとして
その場の会話に集中しましょう。
2 結局は練習
アドリブは、最終的には「慣れ」です。思い切って話をして慣れることが必要です。
不安を取り除くには?
パフォーマンスが下がる原因に不安感があるのであれば、
不安を取り除けばアドリブ力が上がることにつながります。
・不安への対処方法
1 感情をとらえなおす
少しのストレスは集中力、記憶力、意欲を高めるなどよい効果があります。
しかし、強いストレスは精神的にも身体的にも良くない影響がでてきます。
そこで、感情を他の感情にとらえなおすという方法を使用します。
たとえば「緊張 → 興奮」と、とらえなおします。
すると、緊張が興奮という感情に変化しパフォーマンスを落とすことを防ぎます。
2 動作をゆっくりにする
感情と行動は連動しています。そのため、行動をゆっくりにすると気持ちが落ち着く
ようになります。
3 呼吸で落ち着く
吐くときに、吸うときの2倍の時間をかけるようにすると、気持ちが落ち着きます。
4 定形文を用意しておく
話をするときのパターンをいくつか準備します。
すると、安心して話をすすめることができます。
特別なトークとは?
「特別なことを言いたい」という思考があると、多くの「特別なことを言うぞ」と
考えている人と同じ思考になり、かえって特別ではなくなります。
それでは、特別なことを言うためにはどうすればよいのでしょうか?
1 ありきたりでよいと考える
「ありきたりで」と考えることで普段の自分が出せるようになります。
普段の自分こそが、そもそも「特別なもの」です。
だからこそ「ありきたりでよい」と考えることが特別なことを言うにつながります。
2 話の余裕をつくる
話の内容を準備しすぎると、話が出てこないときに「失敗」と感じてしまいます。
自然に会話をするという気持ちがあると、その場で対応できるようになります。
「特別なことを・・・」と身構えず、普通でいることが特別につながるのですね。
