失敗しないプロジェクト2
「プロジェクトは早く決めてはいけない」
計画をいそいでしまうことで、失敗につながってしまう。
他にもやってはいけないことはあるのでしょうか?
逆に成功するために必要なことはあるのでしょうか?
引き続き、ベント・フリウビヤさん、ダン・ガードナーさんの『どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?」で学習していきたいと思います。
プロジェクトの最初にすべきことは?
プロジェクトの最初にするとよいこと、よくないことにはどのようなことがあるのでしょうか?
・結論からスタートする
こちらは、失敗するプロジェクトの特徴です。
「○○をする」そのために必要なことは・・・と考えることです。
プロジェクトは「○○をする」ことが目的ではなく、何か目的を達成するための手段であるからです。
そのため、することを前提にスタートするのはよくないのです。
・「なぜ?」の問いかけをする
プロジェクトが目的を達成するための手段なのですから、「何の目的を達成しようとしているのか」を明確にしておく必要があります。
つまり、「なぜ、これをするのか?」を固めておく必要があります。
たとえば「体重を減らす」というプロジェクトがあるすると、これは「体重を減らす」という結論からスタートしてしまっています。
「なぜ体重を減らすのか?」という問いかけをすることで
・健康を維持したいから
・入らなくなった服を、もう一度着ることができるようにしたいから
など「達成したい目的」が明確になります。
すると「体重を減らす」以外のよい方法がうかぶこともあるかもしれません。
まずは「なぜ?」という問いかけが必要です。
人間の得意なことを活かす
人類はこれまで様々なことを積み重ねてきました。
人は「工夫を重ねること」は得意です。
賢明な計画立案者は「試行・学習」を繰り返します。
「ゆっくり計画をたてる」というのは、ただ時間をかけて計画するということではありません。
計画の段階で可能なことを試し、実験と経験をもとに計画を作りあげることです。
アイデアの大半はうまくいかないという前提で、試して、アイデアが機能するか確認して、さらに別のアイデアを試す。
人類が得意とする「試行錯誤」が成功するプロジェクトへの計画です。
