失敗を使って、学習する方法3

前回も失敗から学ぶ方法について学習していきました。

その内容を確認してみたいと思います。

1 人は自分が信じていることと違う事実をみると、事実の(  )をかえて自分の意見が正しいと思い込むようになる傾向があります。

2 人は、実際に見たことよりも(  )ことを重視することで、なかったこともあったように信じ込むことがあります

3  人は自分が信じている情報が正しいと感じたいので、自分の(  )情報だけを探す傾向があります。

回答例

1 解釈  2 知っている  3  見たい

 いかがでしたでしょうか?それでは、今回もマシュー・サイドさんの『失敗の科学』で失敗から学べるようにしていきたいと思います。

考えずに間違えよう

 うまくいく方法が見えてないときには

「考えるよりも試してみる」ことが有効な場合があります。

「試してみる」がうまくいった例

・新商品の形状を作った時

 数学や物理学の専門家が計算して制作に協力したがうまくいかなかった。

 →少しずつ形状をかえた試作品を作り、1番よい結果を出したものをさらに改良して完成させることができた。

世の中を単純化しすぎる?

 何かが起きたときに、「原因は⚪︎⚪︎でした」という振り返りが後から行われることがあります。

 振り返りは非常に大切です。しかし、事前にはその理由がわからなかったにもかかわらず、理由を後付けで説明することにより「簡単な原因だった。次は大丈夫だ」と感じてしまうことがあります。

さっきと違う理由だけど・・・

 何かが起きたときには「理由」を知りたくなるものです。しかし、その理由を「特徴的なこと」に求めてしまう傾向があるのです。

 そのため、その時の結果によって逆の説明をしてしまうことがあります。

 プロスポーツの世界ではその現象がみられます。応援しているチームが勝っているときには「名監督だ!」「あの選手がいるおかげだ!」と言われますが、負けているときには「監督の責任だ!」「あの選手の責任だ!」と言われてしまいます。

 それでも「シンプル」な理由は説得力が高く感じるため、このような原因分析が行われることがよくあるのです。

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