人生をなんとかしませんか?2
自己啓発で実際に効果があることについて引き続き学んでいきたいと思います。それでは前回の確認をしておきたいと思います。
1 情熱は探すものではなく( )だすものです。
2 ( )の自分にこだわってしまうことで、かえって自分の行動に制限をかけてしまうようになります。
3 人はやっても、やらなくても( )するが、やらなかった( )の方が大きく感じます。
※( )には同じ言葉が入ります。
4 ポジティブな( )になろうとするとプレッシャーによってポジティブな気持ちになりにくくなってしまいます。
回答例
1 作り 2 いつもの 3 後悔 4 感情
それでは引き続き、オリバー・バークマンさんの『「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案』で、自己啓発というものについて学んでいきたいと思います。
相手の行動を見たときに何を見て判断するか?
あるときに、乱暴な行動をとっている人を見かけたとします。
そのようなとき、人は「人物の性格」に重点をおいて判断しています。本当は周囲の状況なども影響していることが多いのですが、「あらっぽい性格の人だから乱暴な行動をとっている」と判断する傾向があります。
一方で、自分自身が同じ行動をとったときには、性格ではなく(「周りがうるさかった」から大声をあげた)のように、「周囲の状況」によって判断しています。
当然、環境がよくなかったから悪いことをしてよいということにはなりませんが、自分自身も環境ではなく「性格が原因」でそのような行動をしていると思われていることには注意が必要です。
自分は周囲に比べてダメな人間だ・・・
近年はあらゆる場所で「比較」がおこなわれています。特にネットの世界では多くの比較が行われており、その輝かしい世界をみるたびに「自分はダメな人間だ」と感じてしまうことが多いです。
しかし、「自分の方がダメな人間だ」と感じやすいことには理由があります。この理由は単純で「各分野の得意な人」と比較することが多いからです。
ファッションに興味がある人は、ファッションに詳しい人から情報を得ようとすることが多くなります。すると「詳しい人」と「自分」を比較することになり、「自分はダメな人間だ」と感じてしまうのです。
つまり、ほとんどの人が「自分の方がダメな人間だ」と感じてしまいやすいということです。
「きいてみる」タイプと「探ってみる」タイプ
何かを依頼されて困ったことがあるという人は多いと思います。
実は依頼をするときには2種類のタイプがいます。
・きいてみるタイプ
自分の求めることについて、相手に直接きいてみることを何も問題と感じないタイプ
・探ってみるタイプ
相手から「イエス」という返事をもらえる確信ができるまでは要求しようとしないタイプ
どちらの方が良いか悪いかということではないのですが、「きいてみるタイプ」になるように言われることあります。
「きいてみるタイプ」のように、「気楽にきいてみて、気楽に断れるようになりましょう」ということです。
ここで1つありがたいのは「きいていみるタイプ」の人はきくことも断られることも気にしていないということです。
「探ってみるタイプ」の人たちは断ることが苦手です。断ってしまうと嫌な気持ちにさせるのではないかと考えるからです。
しかし、「きいてみるタイプ」からすると、とりあえずきいているというだけのことが多いので、断ってしまったとしても特に何かが起こるということは少ないということになります。
やりたくないことを断るのは悪い?
頼まれたから断るのは気が引ける・・・という経験を持つ人は多いかもしれません。
「やりたくない」と思っていながらやっていることは、全員の意見が反映されていないことがあります。
(自分だけが目立ってしまうのは・・・)と感じて、全員が何も発言しないままだと、全員の考えを何も反映しない結論に達し、誰もが断れないという状況になってしまうのです。
その結果、全員がやりたくないことを断れずに続けているという状況が生まれてしまいます。実は「はっきりと自分の意見を唱える」ことが全員の関係性の改善につながることがあるということになります。
居心地のよいところから少し出てみる勇気
人は自分のよく似た人や、自分の意見が肯定される場所を大切にします。
現在は「多様性」を大切にすることが求められてはいますが、自分自身が生きていくにあたっては自分の居心地のよい場所にいた方がよいということは想像しやすいかもしれません。
同じようなメンバーだけで集まると、反対意見が出ることが少なくなり、異なる意見を受け入れにくくなります。すると偏ったグループになっていくということが起きます。
もし、自分自身が「これが好きだ」ということが明確に認識できているのであればそのグループ内にいることで大きな喜びを感じることができます。
しかし、まだ「これが好きだ」ということが明確でない場合は、少しずつ今と違うことに挑戦しておくことで、将来の大きな可能性が生まれることがあります。
