人生をなんとかしませんか?3

 自己啓発にも色々ありますが、どうせするなら効果のある方がよいですね。今回は仕事に関する内容です。その前に復習をしていきたいと思います。

1 人は、他人の行動については( A )の原因と考えますが、自分の行動については( B )が原因だととらえる傾向があります。

2 自分は他の人に比べてダメだと感じることが多いのはその分野が(  )な人と比較してしまうことが多いためです。

3 (  )みるタイプの人から依頼された場合、断ってもあまり気にしていないことが多いです。

4 (  )と思いながらしていることは、全員の意見が反映されないまま続いていることがあります。

5 (  )のよいところから少し出て挑戦することで可能性を広げていくことができます。

回答例

1 A:性格 B:環境(周囲)  2 得意  3 きいて  4 やりたくない  5 居心地

それでは、今回もオリバー・バークマンさんの『「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案』で、自己啓発というものについて学んでいきたいと思います。

議論は「どうでもよい」ことに対して発生する

 「費やされる時間は、内容の重要さに反比例する。」という法則があります。つまり、大事なことには時間は使わず、どうでもよいことに時間を使っているということです。

 なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

 その理由としては大事なことについては「よくわからない」人が多いからです。専門家でなければわからないような内容について議論しようと思っても議論できません。さらに(大事なことに口出しして何か問題があったらどうしよう・・・)という気持ちから議論が消極的になる傾向があります。

 一方で、誰でも知っているような、そして大切ではない内容については、誰でも意見が言えるうえに、意見を言ったとしてもたいした影響がないために発言が増えることになります。

世の中の情報が多すぎる?

 今の世の中には多くの情報があります。発信された情報は「この情報は大切ですよ!」と人々の注意をひこうとします。しかし、情報が多いこと自体には問題がありません。情報が多くても気にしなければ、情報がないことと同じだからです。

 問題になるのは、「人々の注意力を下げてしまっているもの」です。注意力が散漫になることによって、色々な情報が自分の中に入ってきます。これにより情報を処理しきれなくなり、時間もどんどんうばわれていってしまうことになります。

 自分の行動を決めているのは、自分自身です。情報によって効果的な行動をとることができるのかは自分自身で決めることができるということです。

苦手を知っているだけでもリードしている

 自分の弱点というものは隠したくなるものです。

 しかし、問題になるのは「苦手である」ということをわかっていない場合です。研究によると、成果を残している人は成果を残していない人に比べて、自分の苦手を知っている傾向があるそうです。

 苦手を知っていることで、苦手な方法ではなく自分の得意な方法でのアプローチを考えることができるからです。

 苦手を克服するということは非常に難しいということがわかります。まず、苦手であると認識することが必要です。認識できたとしても苦手なことを克服するほどに時間をとることは苦痛です。

 だからこそ、苦手なことを克服する時間を取ることができれば非常に強い力になります。まずは得意で苦手をカバーすることを考えてみることが大切です。

先のばしの対策

 様々な理由から「先のばし」をしてしまうということがあります。「先のばし=だらけている」というイメージもあるかもしれません。

 先のばし対策として知っておきたいことは「やる気は勝手にはでてこない」ということです。やる気は「行動するまで」はでてきません。やる気になってから行動するというのは非常に難しいということになります。

 「先のばし」に良い点はあるのでしょうか?「先のばし」自体ではありませんが、「先のばし」をしたいという気持ちについては知っておくとよいことがあります。「先のばし」というのはすぐにできなさそうなときに起こりがちです。

 すぐにできないこと、つまり「これができれば成長できること」ということが多くなります。

 ですので、「先のばし」をしたいという気持ちが強くでたことを積極的にできればより成長できるということです。

少しだけ観察してみる

 記録をとるという行為は様々な効果を生みます。

 行動を記録することで、記録をもとに効率的に行動するようになります。

 食べたものを記録することで、より健康的な食事を心がけるようになったり、活動内容を記録することで空いている時間を有効に使うようになったりします。

 これは記録をとることで「誰かに観測されている」という気持ちになり、今まで無意識であったことに対して意識がむくようになります。その結果、行動がかわることにつながります。

発想を生み出す2つのポイント

 アイデアを出さなければいけないというとき、何から考えてよいかわからなくなることがあります。そのようなときには2つのポイントがあります。

1 あえて制限をかける

 「制限」や「条件」を決めることで、どこから考えていけばよいかというきっかけを作ることができます。制限をかけることで、その制限をクリアするための発想が出てくる可能性が高まります。

2 新しいアイデアは組み合わせ

 これまであったものに、「何を組み合わせると新しいものができるか?」と考えることで発想が生まれるようになります。

 何も無いところから「完全に新しい」アイデアを生み出すということは非常に難しいということです。

とりあえず1分だけでも・・・

 始めたくないことがあるとき、効果的な方法があります。それは「とりあえず1分でも良いから集中して取り組んでみよう」とやってみることです。

 1分だけがまんすればよいので、気持ちを切り替えて取り組めるようになります。うまくいけば「行動したことによって」やる気が生まれて続けられるということもでてきます。

 最初は1分からスタートして段々と時間をのばしていけるようにすれば、始めたくなかったことにも取り組めるようになります。

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