人生をなんとかしませんか?4
前回は仕事に関する自己啓発をみていきました。その内容を確認しておきたいと思います。
1 議論は、大切なことではなく( )よいことで時間を使っていることが多いです。
2 ( )力が低下することにより、情報が多く入りすぎて処理できなくなり、時間がうばわれていってしまいます。
3 成果を出している人は、だしていない人に比べて自分の( )を知っている傾向があります。
4 やる気は待っていても出てこず、( )することでやる気は出てきます。
5 ( )をとることで、誰かに観察されている気持ちになり、今まで無意識であったところに対しても意識がむくようになります。
6 ( )をかけて考えることによって、発想力を高めることができます。
回答例
1 どうでも 2 注意 3 苦手(弱点) 4 行動 5 記録 6 制限
いかがでしたでしょうか?それでは、オリバー・バークマンさんの『「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案』で、自己啓発というものについて学んでいきたいと思います。
判断をするときには
何かを決定するときには「理性」で判断をするのか「直感」で判断をするのか、どちらの方がよいのでしょうか?
理性・直感はそれぞれ決定をするにあたって得意な分野があるので、うまく使いわけることがよいと考えられます。
「理性」
比較的小さな決定にむいていると考えられています。
大きなことを決定するには、様々な要因が複雑にからみあってきます。そのため、理性的に色々な情報を検討することで問題がどんどん複雑になっていってしまいます。
さらに1つ1つの要因を検討していったとしても、忘れてしまう項目があったり、特定の内容を過剰に重要に扱ったり、逆に過小評価してしまったりする可能性もあります。
「直感」
大きな決定をくだすときに適していると考えられています。直感を利用する例としては次のようなものがあります。
・コインを使用する
表と裏にそれぞれ選択肢をあてはめます。
その後、コインを放り投げ、自分の心の「どっちに出てほしいと思っている?」という感情の動きに注目します。
その出てほしい方が自分の本心だとわかります。
・しめきりの設定
「熟考する」というのは、数時間決められていない時間が続いたのちに急に判断しているということが多いそうです。
そのため、熟考していると考えている時間には制限をかけ、時間になったら「思い切って決定をして行動をする」ようにします。
様々「検討している」のではなく、「判断していないだけ」であるので、時間をくぎっても判断結果が大きく変わってしまうことはありません。
簡単な選択をしがち
なるべく大変な選択をしたくないというのは当たり前だと感じます。
人はすぐに目がついたことや、すぐに思いついたことは「望ましく、重要である」ように感じる傾向があります。
だからこそ、「少し大変でも豊かな経験」をする機会を逃してしまう可能性があるということになります。
一度決めたら、つらぬき通す
人々は一貫性を大切にします。そのため、一度決めたことを維持するためであれば、極端な行動をとることもあります。
一度何かを決定すると、どんなに小さいことでも「自分で選んだのだから正しい」と信じ込むようになり自分の行動や判断を変更していくようになります。
そのため、本当の気持ちとは違うことでも、「私の考えは一貫している」ということを証明するために行動をすることになってしまいます。
人が「一貫している」ことを重視することは、自分の選択した道は間違っていなかったと感じるためには重要な役割を果たしています。
成功すると迷信でも信じやすくなる
成功した人は、迷信を信じやすくなる傾向があるそうです。
その理由としては「自分が成功したのは○○による」という経験から、自分のやってきたことを重視するようになります。
たとえ、やってきたことが成果とは関係がなく、他の理由で成果がでていたとしても、自分で「○○のおかげだ」と信じるようになります。
特に苦労したことには注意が必要です。成果とは関係がなくても「苦労して取り組んだ。だから重要だ」と考えやすくなります。
楽しみを我慢して、努力をして・・・後悔?
(少し贅沢をしてしまったかな・・・?)と考えてしまうことはあるかと思います。
しかし、少し贅沢をしてしまったな・・・という後悔はすぐに消えていく一方で、したかった贅沢を我慢してしなかった・・・という後悔はしだいに大きくなって長い時間残るということがわかっています。
10代、20代のころは贅沢を我慢してアルバイトをして少しでもお金をためて・・・ということが多くなりますが、30代、40代・・・となっていくことで「あのとき○○しておけばよかった」という後悔が強くなっていく傾向があります。
