人生をなんとかしませんか?5
前回は「選択」についての自己啓発について学んでいきました。前回内容の確認をしていきたいと思います。
1 判断をするときには「理性」と「直感」による判断がありますが、比較的小さな決定をするときには( )がむいていると考えられます。
2 人はすぐに目に付くことや、すぐに思いついたことを( )だと感じる傾向があります。
3 一度決定したことに対しては、( )いと感じるようになり、今後の自身の行動や思考に影響を与えるようになります。
4 成果とは関係がなく、苦労して取り組んだことは( )だと考えるようになります。
回答例
1 理性 2 大切 3 正し 4 重要
いかがでしたでしょうか?それでは、引き続きオリバー・バークマンさんの『「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案』で、自己啓発というものについて学んでいきたいと思います。
イライラしないですごすには?
日常生活を送っていると、ついつい「イライラ」としてしまうときがやってきます。
小さな「イライラ」は、原因がささいなものであるために、絶え間なく発生します。さらに「こんなささいなことでイライラするなんて・・・」と感じてさらにイライラするということもでてきます。
このようなイライラは「自分でコントロールできない」という感覚によってより強くストレスに感じてしまいます。
そこで、少しでもコントロールしているという状態にするとイライラをいくらかやわらげることができます。方法の1つとしては以下のようなものがあります。
・日常の問題を紙に書いておく
・紙に書いてある問題を何か1つ処理する(可能であれば一番やっかいだと感じるものがよい)
このようにすることで、問題をコントロールしているという気持ちになることができ、イライラをやわらげることができます。
完璧をめざすことは要注意
どうせやるなら完璧を目指したい・・・という気持ちになることがあるかもしれません。
しかし、「完璧」を目指すことでいくつかの問題点が発生することがあります。
・ストレスに満ちた努力を自分に要求することになる
・体験を楽しむ余裕がなくなる
せっかく努力をしたのに「大変だった」という気持ちだけが残ってしまうということにつながります。
「完璧」を目指すことにより得られることよりも、大変さの方が上回ってしまうということです。
現在している体験を楽しむ余裕を持つくらいの力で取り組むということも大切です。
「問題ない」ことは問題がない
世の中にはたくさんの問題があります。もちろん、問題ではないこともあります。
世の中には「問題」を解決するための様々な提案が行われていますが、時々「一部だけ」を改善させるための提案があります。
一つの問題だけを解決することにこだわると、他の問題が発生してしまうことがあります。
たとえば、「やせる」ということだけが目的となり、健康を考えずに体重を落としてしまうなどです。
問題ではないことについては、「問題がない」と言えることが大切です。
目標を気にしすぎない
目標を明確にして、目標に向かって進むことは大切です。
しかし、目標を気にしすぎることで「現在」に集中できなくなってしまうことがあります。
最終的な結果をコントロールすることは難しいですが、今というコントロールがしやすい瞬間にできることに力をそそぐことが重要です。
急激に変化させなくてもよい
何かを変えようという場合、「徹底的にやる!」という心持ちで取り組む場合があります。
しかし、極端な挑戦というものは失敗しやすく、失敗することで次に行動をおこすときに気が重くなることにつながります。
極端な挑戦、たとえば「絶対に毎日ランニングをする」と決めた場合、一日でも取り組めなかったときに「もう絶対に無理だ。」と感じやすくなってしまいます。
「徹底的に」という気持ちを持って、適度な目標に取り組むことで少しずつでも良くなっていくことを実感できるようにすることが大切です。
無知であること
知識があることは非常によいことです。ところが、知識が障害になることもあるのです。
何かに取り組むにあたって、「これが正しい方法」とされているものに固執することで、他にうまくいく方法を考える障害になってしまうことがあります。
一度、知識を得ることで「それだけが正しい」と思ってしまうことがあるということです。
