「エフェクチュエーション」チャレンジ2

 前回から「エフェクチュエーション」について学んでいます。が、まだ「エフェクチュエーション」を言い慣れません。少しでも慣れるように、「エフェクチュエーション」について復習からスタートしたいと思います。

1 エフェクチュエーションでは、未来を予測するのではなく、自分で(  )できる活動で望ましい結果を得ることを目指します。

2 エフェクチュエーションの5つ原則によって、できないと思っていたことの(  )の見方を変えることで行動できるようにしていきます。

3 エフェクチュエーションはチャンスを(  )という考え方です。

回答例

1 コントロール  2 理由  3 作る

いかがでしたでしょうか?言い慣れてきたでしょうか?

それでは今回も吉田満梨さん、中村龍太さんの『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』で学んでいきたいと思います。

原則1 手中の鳥

 エフェクチュエーションでは、今自分が持っている手段を活用して発想していきます。

 これを「手中の鳥の原則」とよびます。言葉になじみがない感じがしますが、これはアメリカのことわざに「手にしている1羽は、野外にいる2羽よりも価値がある」というものがあり、そこから名前がつけられているそうです。

 多くの人は、自分が持っていないものに価値を感じ、自分が持っている価値を見落として、活用されていないということです。

 この原則のポイントは

・まだ見つけていない資源を追い求めない

・今ある資源ですぐに行動する

 この場合の資源というのは

 1 自分の知識や経験

 2 自分が頼ることができる人

 となります。

 これらをもとに「何ができるか?」という発想をしていくことになります。 

原則2 許容可能な損失

 今持っている資源を活用して、すぐに行動する・・・といっても「とりあえず命がけでガンガンいこう」というわけではありません。

 一般的には、何か行動するときに「利益を生み出すのであれば行動する」という判断を下すことが多くなります。

 しかし、まだ不確定な要素が多いときに「このくらいの利益は出るだろう」と予測することは難しくなります。

 そこで、エフェクチュエーションでは、予想できないことが発生することを前提として、どのくらいまで損失を許すことができるかを考えます。

 その損失の範囲が許せるものであれば実行すると判断します。

 このようにすることで、次のようなメリットが生まれてきます。

・失敗の可能性を想定している

 「絶対に成功させなければいけない」というプレッシャーがないため、スタートしやすくなります。

・次の行動を起こしやすくなる

 許せる範囲の失敗であれば致命傷にならず、次に方法を変えてチャレンジしやすくなります。

 許容可能な損失を考えて行動するためには次のような2つの視点が必要になります。

1 本当に必要な資源量を考える

 はじめるときの資源量はかぎりなく少なくするようにします。スタートのときにたくさんのエネルギーを使用すると、うまくいかないときの損失は大きくなります。

2 何を失っても大丈夫かを認識しておく

 資金であるのか、時間であるのか・・・自分が許せる損失の内容が何かを認識しておくようにしましょう。

○○をしない損失に注意

 行動をしたときの損失については検討されることがあるかもしれません。一方でつい検討し忘れてしまう損失があります。 

 それが「行動をしない」損失です。行動をしていれば「得られていた」ものがあるはずです。

 行動をしないことで失敗をしている可能性があることには要注意です。

 

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