オプティマルゾーンのスイッチ「EQ」
最高の状態で集中していることを「フロー状態に入る」といいます。
フロー状態に自由自在に入ることができるとよいのですが、フロー状態に入るのはなかなか難しくはあります。
そこで、もう少し現実的で達成しやすく最適な状態である「オプティマルゾーン」に入ることを目指すようにすれば、よい状態をたくさん作ることができます。
今回から、ダニエル・ゴールマンさんとケアリー・チャーニスさんの『ゾーンに入る EQが導く最高パフォーマンス』で学んでいきたいと思います。
EQとは?
「EQ」が高いと
・自分や他者の感情を感じ取り、理解することが得意
・ものごとにポジティブに取り組む
・人助けをすることが多い
・ストレスに対処することがうまく、回復力が高い
という良い効果が期待できます。
ところで、そもそも「EQ」とはなんでしょうか?
EQとは、「Emotional(感情の) Quotient(指数)」の略で、心の知能指数とよばれるものになります。
EQとは?②
もう少し細かく分類すると
1 自己認識
自分がどのように感じ、なぜその感情になっているのか、その反応が自分にどう影響しているのかを認識する能力。
2 自己管理
自己認識をもとにして、自分の感情に適切に対処する能力
これらの能力が高いと、
・心を乱さない
・ポジティブ
・動揺から立ち直る
・目標に対して集中する
・変化する問題に対応する
このような特徴があらわれます。
3 社会認識
他者の感情に波長を合わせる能力。この能力が高いと
・他者がその場の状況をどうとらえているか察知する
・他者がどのような気持ちを持っているか察知して思いやる。
このような特徴があらわれます。
4 社会的交流
人との関係ややりとりにうまく対処し、周囲の人がよいパフォーマンスができるように指導して、鼓舞する能力。この能力が高いと
・対立を発見する
・対立を解消する
このようなことが得意になります。
EQとは?③
それぞれの分類をさらに細かくしていくと
「自己認識」
・感情の自己認識
「自己管理」
・感情バランス
・適応力
・達成志向
・プラス思考
「社会認識」
・共感
・組織感覚力
「社会的交流」
・影響力
・コーチング
・対立管理
・鼓舞
・チームワーク
これらの能力を高めていくことが、自分が最適なゾーン状態に入ることにつながっていきます。
IQだけではなく、EQを高めていくことでオプティマルゾーンに入ることができるようになり、高いパフォーマンスを発揮できる機会が増えていきます。
