自信の核心2

 自信がない・・・そのようなときにどうすればよいのでしょうか?まずは前回の確認からスタートしていきたいと思います。

1 自信がないときは、まず(  )することからはじめることが大切です。

2 自信を持つために必要にはなるのは、とにかく(  )を繰り返すことです。

3 行動の妨げになる「恐れ」は自分を高めるための(  )にもなります。

4 恐れよりも、恐れをどのように(  )かどうかが重要になります。

回答例

1 行動  2 練習  3 エネルギー  4 扱う

いかがでしたでしょうか?それでは引き続き、ラス・ハリスさんの『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』で学んでいきたいと思います。

心の役割

 心は未来を計画することを助け、過去からも学ばせてくれます。

 一方で、すぐに自分を批判し、自分に対して厳しい判断を下し、自分の未来について恐ろしいストーリーを想像します。

 心の明るい面を活用することで、目標を明確にし、戦略的に考えることができるようになります。

理由づけ

 心は何かしら理由をつけて「できない」と自分を説得しようとしてきます。

 一方で心をうまく活用するとよい面もあります。

1 障害

 ✖️:不安をならべて、どれだけ大変かを自分に説明してきます。

 ○:やりたい行動をするとき、障害が何かを測定して解決する方法を検討することができます。

2 自己評価

 ✖️:自分はどうせできないという自己批判をしてきます。

 ○:向上の課題を見つけることがうまく、自分を高めることにつなげることができます。

3 比較

 ✖️:他人が自分と比べていかに優れているかと語りかけてきます。

 ○:他者との比較を行い、学びと進歩のチャンスを与えることができます。

4 予期

 ✖️:やっても意味がないだろうと想像してきます。

 ○:失敗を予測し、最悪を想定して対策を考えることができます。

 心はこのような色々な思考を生み出します。このような思考から一度離れて、ありのままに見ることができるようになると、人生の選択肢が大きく広がります。

 それでは、どのようにすれば一度離れて見ることができるようになるのでしょうか?

脱フュージョンテクニック

 脱フュージョンとは「思考から自由になる」ということです。思考から距離をとって自由になるための方法にはいくつかあります。

1 「私は〜という思考を持っている」

 (私はダメだ・・・)という思考ではなく、

 (私は「自分はダメだ」という思考を持っている)と、考えるようにします。

2 「思考を歌にする」

 頭の中でうかんだネガティブな思考を「歌」にします。

 自分の知っている曲のメロディーに合わせて思考を頭の中で歌ってみます。

 思考を歌にすると、思考が単なる言葉になったような気分になります。

3 「変な声」

 同じく頭にうかんだネガティブな思考を「アニメのキャラクター」「芸能人」などの声にしてみます。

 別の人の声で聞くことで自分の思考を言葉として分離することができます。

4 「コンピュータの画面」

 ネガティブな思考をコンピューター内の文字で書かれていることを想像します。

 それから文字の書体や大きさ、色を変更してみます。

 思考が文字になることで、単なる文字の列として見ることができるようになります。

5 「心に感謝する」

 心がどんなにネガティブなことを言ってきても、「ありがとう!素敵な物語だね♪」のように感謝を伝えます。

 あくまでもこれらの方法は、ネガティブ思考を止めるものではなく、ネガティブな思考から分離することです。

 脱フュージョンの主な目的は2つで、

・自分を現在していることに完全に没頭させる

・役に立つ思考は利用し、効果的な行動ができるようになる

 という点になります。

ネガティブ思考は自然なこと

 人生を向上させるためには、

 ・新しいスキルを身につける

 ・古いやり方を改善する

 こうするために行動を決意することが必要です。

 その過程で「ネガティブな思考」が起きることは正常なことです。

 もし、役に立たないネガティブな思考にとらわれた時、「とらわれている」と認めることが第一歩です。

 「あ、いつものネガティブな思考だ」と認め、さきほどの方法を使って脱フュージョンさせていきます。

 これを1日5回くらいから練習してみることで、思考との距離をとることができるようになります。

言葉は何度もあらわれる

 思い切って行動できたとしても、何度も頭の中では心のネガティブな声が聞こえてきます。

 声が聞こえてきて、思考と戦ったり、言い争ったり、抑圧しようとしたりすることで自分のエネルギーを効果的に使用できなくなってしまいます。

 (うまくいかないのではないか・・・)と考えることで集中できなくなり、その結果本当にうまくいかなくなる・・・

 これを自己実現的予言といいますが、脱フュージョンの練習を繰り返していくことで、失敗の思考にとらわれなくなり、集中して取り組むことができるようになっていきます。

 

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