自信の核心3

 早速ですが前回の確認をしておきたいと思います。

1 心は色々な思考を生み出すので、思考から一度はなれ(  )に見ることができると人生の選択肢が広がります。

2 脱フュージョンをする目的は、ネガティブ思考を止めるのではなく、ネガティブな思考から(  )ることです。

3 ネガティブな思考があらわれたとき、ネガティブな思考にとらわれていると(  )ることが大切になります。

回答例

1 ありのまま  2 はなれ(分離す)  3 認め

いかがでしょうか?それでは今回もラス・ハリスさんの『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』で学んでいきたいと思います。

勝者と敗者

 社会の中では「勝ち組と負け組」「成功者と失敗者」のように比較されることが多くあります。

 勝者と敗者のような思考方法には問題点があります。

 敗者になりたくないという気持ちによって、自分の能力への不安やストレスがつきまとうことになります。

高い自尊心

 高い自尊心とはどのような意味でしょうか?

 一般的には、「自分をポジティブに評価して、それを信じること」ととらえられています。

 自尊心が高いと

 ・能力を高める ・よりよい人間関係を築く ・よいリーダーになる

 このように考えられてきました。

 しかし、近年の研究によるとすべて間違いだったことがわかりました。

 実際にどのような影響があるかというと

 ・傲慢を生む ・偏見を持ちやすくなる ・率直な意見に対して防衛的になる

 このような影響があることがわかりました。自尊心を高めることにあまり意味がないかもしれないのです。

 それでは一体何をすればよいのでしょうか?

自己受容

 「失敗をするからこそ学ぶことができる」このように言われますが、簡単にはできないことが多いです。

 実際に失敗したときは、自分自身を強く責めてしまうことが多くなります。自分自身を責めることは経験から学ぶことを難しくしてしまいます。

 失敗を活かすために必要であるのは「自己評価を手放す」ということです。

 ミスをしたときに、自分を責めるのではなく、行動をチェックして、その結果を検討します。

 人生において大切になるのは、何をするか、どのように行動するかです。

心のワナ

 心の思考によって自信を弱めてしまうことがあります。以下のその例です

1 完全主義

 「完璧にしなければ」「失敗できない」「1回でやらなければ」

 このような失敗への恐怖は新しい挑戦から自分を遠ざけてしまいます。

2 インポスター症候群

 能力があっても「自分は無能だ」と考えることです。

 うまくいっても偶然で、一度でもうまくいかなければ「やはり自分はダメだ」と厳しく責めてしまい、自信が無い状態になります。

3 過去の失敗を思い返す

 過去にうまくいかなかったから、今回もうまくいかないだろうと考えてしまいます。

 このような思考が生まれたときにはどうすればよいのでしょうか?

 まずは「このような思考があらわれたということを認識すること」です。そして、この思考に「名前をつける」ようにします。

名前をつけることにより、思考から遠ざかることができます。

それではその後はどうすればよいのでしょうか?

集中する

 色々な思考を持つことは自然なことです。ネガティブな思考が生まれることも自然なことです。

 問題になるのは「現在に集中していない」ということです。

 もし、今していることに集中しているのであれば、心が何を言っていても関係はありません。

 何かをうまくやれるときだけ、自信を持つことができます。集中していなければうまくすることができません。

 だからこそ現在の経験に注意をむけることが大切になります。

・習慣にしていること

・動作

・音

・日常の作業

・楽しいと感じていること

あらゆるものに注意をむけることで集中の練習をすることができます。

マインドフルに練習

 能力をのばすためには練習が必要です。そのためにまず以下の文章を考えてみましょう。

 「私が○○を上達したければ□□の練習をする必要がある」

 のばしたいスキルを特定し、何の練習をする必要があるかがわかったらあとは「集中して実行する」のみです。

 こうすることで3つの良い点があります。

1 退屈を追い払ってくれる

  練習は単調になりがちで、退屈に感じます。すると「もっと楽しいことがあるはずだ」と考えてしまうようになります。

  目的が明確になることで退屈がなくなり、以前との違いや以前は意識できなかったことに気付くことができるようになります。

2 良い結果を導く

 なんとなくの練習よりも集中した練習の方が良い結果を得ることにつながります。

3 能力を発揮させてくれる

 行動に集中することが能力を発揮させるためには必要です。

 何をするかが明確になることで集中することができるようになり、能力を発揮できるようになっていきます。

・何のスキルについて集中して練習するか

・いつ、どこで、どのくらい練習をするか

この2点について考えて練習することが効果的です。

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