自信の核心7

1 真の能力を発揮するために価値に加えて必要になるのは(  )です。

2 効果的に行動するためには(  )ことに集中することが必要です。

3 色々とチャレンジしたい分野があったとしても、まず(  )の分野に集中することが大切です。

回答例

1 行動  2 今している  3 1つ

それでは、今回もラス・ハリスさんの『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』で学んでいきたいと思います。

ただ待っているだけの時

 どのような人でも、時には行き詰まることがあります。

 自信が持てるまで、時がくるまでと考えて重要なことでも後回しにしてしまうことがあります。

 そのような時、自分を責めても意味はありません。必要なことは、自分をしばりつけているものが何かを知ることです。

自分をしばりつけるもの

 自分の価値を見つけても行動できないときに、自分をジャマするものにはどのようなものがあるのでしょうか?

1 フュージョン(融合)

 ・完全主義

 ・厳しい自己評価

 ・最悪の予想

 ・過去の失敗

 このようなことから「私にはできない」という言い訳を作り出します。

2 大きすぎる目標

 設定した目標が、自分にある時間や環境ではとうてい間に合わないものであれば、うまくいかない可能性が高くなります。

 自分に「目標が大きすぎないか?」「目標の達成をいそぎすぎていないか?」と尋ねてみましょう。

3 不快感の回避

 今の心地よいところから一歩でも出ようとすると「不快感」があらわれます。

 「自分はどのような思考、感情を避けようとしているか?」と自問して、不快感に居場所を作ることが必要になります。

4 価値から離れる

 価値が明確でない場合、行動の動機がなくなってしまいます。

 行き詰まったときは「忘れている価値はないか?」「無視している価値はないか?」と自問してみると効果的です。

行き詰まりを突破する!

 自分が行き詰まっている理由、自分をしばりつけているものが何かがわかったらそれを突破できるようになります。

1 脱フュージョン

 ・自分がとらわれている感情や思考に気付く

 ・感情や思考に「名前をつける」

 ・感情や思考を歌にあわせて歌う

 このようにすることで、感情や思考が自分とは別のものであると感じることができるようになります。

2 不快感を受け入れる

 「居心地の良い場所」を広げるためには、新しいことに挑戦することが必要になります。

 新しいことに挑戦したときに「不快な感情」があらわれていると認識することです。

3 現実的な目標を設定する

 目標が大きいことは良い面もありますが、大きすぎると「自分にはできない」と言い訳が始まります。

 「目標に少しでも近づくためにできる、最も小さな簡単なことは?」と考えて目標へむけて行動できるようにしてみましょう。

4 価値を大切にする

 ・自分にとって大切なものは?

 ・どんな人生を行きたいか?

 ・どのような人間になりないか?

 これらについて考え、自分の道筋を見直してみましょう。

 困難であるときこそ「価値」について思い出すことが大切です。

100%できる!と思わなくてもよい

 目標ができたら「100%自分にはできる!」と信じることが重要です。

 と言われてきました。しかし、大きな目標であるほど達成を100%信じることは難しいものになります。

 どのような人であっても失敗の可能性はあります。

 だからこそ、成果ではなくプロセスに集中することが大切になります。

やる気がないからできない・・・ことはない!

 やりたいけど「やる気がおきない」と感じたことがあるかもしれません。

 どのような行動にも動機があります。たとえば、勉強をしたいけど、やる気がでず、なんとなくゴロゴロしてしまったという状況があったとします。

 この場合、やる気がないから勉強できなかったのではなく

 ・勉強をして学力を高めたい

 ・ゴロゴロしてリラックスしたい

 この2択のうち「ゴロゴロしてリラックスしたい」という動機の方が強かったために、ゴロゴロしているということになります。

 やる気によって行動が起きると考えると、「行動をするためには良い気分である」ことが必要だと思いこんでしまいます。

 その結果、自分が良い気分だと感じるまでは、「ただ待っているだけ」の状態になってしまいます。

 だからこそ、自分の人生に価値がある行動を取りたいと思ったときには「まず行動」します。

 感情よりも行動の方がコントロールしやすいため、行動をすることによって動機が高まっていきます。

 

失敗したからやる気をなくした・・・を防ぐには?

 どのような能力がある人でも失敗をしてしまうことがあります。失敗との関係性をうまく作ることができれば上達していくことができます。 

 しかし、失敗とは不快なものです。この失敗との関係性を作るためには何が必要なのでしょうか?

1 失敗は当たり前ととらえる

 どのような成功者であっても失敗をしています。自分が失敗することを許すことが必要になります。

2 失敗は正直なフィードバック

 失敗は自分のしたことがうまく機能しなかった結果の反応です。

 うまくいかなかった方法を検討して、よりよい方法を考える機会が失敗というものです。

 失敗はよりよい方法で再挑戦をさせてくれる機会という考え方をしていく必要があります。

3 成功は「自分の価値」にそって進むこと

 成果を出すことが成功ではなく、自分の価値に沿って進むことが成功という考え方をしておくことです。 

 価値にしたがって行動する限り、目標を達成できていなくても成功と考えることができます。

失敗したら立ち直ればよい

 それでも失敗すると不快な気持ちになってしまうものです。そこで失敗から立ち直る方法を知っておく必要があります。

ステップ1 逃れる

 心が失敗した自分に、色々とコメントをしてきます。そのコメントに気が付き、名前をつけてあげます。

 「また、『やってしまった物語』が始まったか!」のように名前をつけて走り去っていくままにしておきます。

 そして、自分の現在の行動に集中していくようにします。

ステップ2 スペースを作る

 失敗によって感じた苦痛の周囲にスペースを作っていきます。苦痛を体のどこで感じているか観察し、息をふきこんでスペースを作っていきます。

ステップ3 自分に優しくする

 失敗した自分は責めてしまいたくなりますが、自分に優しく接します。

 自分と同じ失敗をした友人に接するようにします。

ステップ4 うまくいったことに感謝

 自分自身への優しさの行動として、自分の行為でうまくいった部分を認めて感謝することがあります。

 自分へはついつい厳しい姿勢になってしまうことがありますが、自分の努力に感謝することは少なくなりがちです。

 能力の高いコーチは、うまくいったことを見つけて、うまくいかなかった部分を認めて学びの機会にさせることができます。

ステップ5 役立つものを見つける

 失敗から役立つものを見つけます。

 「ここから何を学び、どのように成長できるか?」を考えてみましょう。

ステップ6 自分の態度を明確にする

 「将来、自分のしてきた行動を誇り、満足するために今何ができるか?」このように自身に問いかけます。

 そして、考えた行動に集中します。

 自分の価値に従って行動することを忘れないようにしましょう。

 失敗は苦痛ではありますが、喜んで学ぶことができれば失敗は優秀な指導者になります。

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