解決できない問題から抜け出す方法5
今回も、前回内容の復習からスタートしていきたいと思います。
1 ポジティブな例外を探すというのは問題が( )たのはどのような時か分析することです。
2 問題について考えているときに抜けやすい視点は( )が問題にどのように関わっているかという視点です。
3 どんなに大きな問題であっても、( )のレベルで解決できることがあります。
4 相手の視点に立つためには、まず( )という決意が必要です。
5 相手の行動や判断に対し、( )によるものだという見方からスタートすることで相手を理解することにつながります。
回答例
1 起きなかった 2 自分 3 個人 4 相手の視点に立つ 5 善意
いかがでしたでしょうか?それでは、今回もトーマス・ウェデル=ウェデルスボルグさんの「解決できない問題を、解決できる問題に変える思考法」で思考法について学んでいきたいと思います。
前進する
よいリフレーミングの流れは「フレーミング → リフレーミング → 前進」という流れをくりかえしていくものでした。
問題をとらえ、問題の見方を変えたあとに必要になるのは、「問題の見方が正しいかどうか」という点になります。
問題を検証するためのステップは4つに分かれています。
①利害関係者に問題を説明する
②外部の人々へ協力を求める
③テストを考える
④実際に試してみる
それでは、それぞれみていきたいと思います。
1 利害関係者に問題を説明する
人は「自分が良いと思っていること」が必要だという考えを正当化する分析をしてしまいがちです。
そこで、関係者に「自分が問題だと思っていることが、実際に起きているか」をききます。
そうすると「相手が実際に問題だと思っていること」について話をしてくれるようになります。
2 外部の人々へ協力を求める
自分たちが考えている「問題」というものは自分たちにとって感情が入り込んできます。そのため、実際よりも重要な問題だと感じやすくなります。
そこで、外部の人々の協力が効果的になります。外部の人たちは、自分たちの問題に対して感情が入りにくいため、問題を冷静に検討することができます。
さらに、内部の人とは違った視点を持っていることが多いため、問題の新たな見方をすることにもつながります。
3 テストを考える
利害関係者や外部の人々から、問題が実際に存在しているかどうかを確認できたら、「問題を解決するために人々が動くかどうか」を確認する必要があります。
話をしているときには「それは重大な問題だ」と言っていても、いざ自分が本当に関わるとなったときには「受け入れない」ということがあります。
そのために「実際に取り組んだとしたらどうなるか?」というテストが必要になります。
4 実際に試して見る
テストするために、可能であれば実際にためしてみることです。大きく試すのではなく小さく試すことがポイントです。
この1〜4の流れについては、定期的に行うことが必要になります。はじめてみると、最初とは状況が変わっていくためです。
リフレーミングをやってみると・・・
実際にリフレーミングをやってみると次のような問題が発生することがあります。
・問題の見方がたくさん出たことで問題が多くなった。
このような場合は以下のような3つの特徴に注目すると良いです。
①意外
意外な見方だと感じたものをほりさげるようにします。
②シンプル
問題解決の方法は複雑なものよりシンプルであることが多いです。
③正しいかったときには効果大
正しくないのでは・・・?と感じつつも、もし正しい場合には効果が大きいという見方に注目しましょう。
