自己認識攻略法2

 前回から「自己認識」についての学習をスタートしました。それでは前回の確認をしていきたいと思います。

1 自己認識には2種類あり、自分を明確に理解することを(  )自己認識といいます。

2 自己認識のうち、周りが自分をどうみているかを理解することを(  )自己認識といいます。

3 自分にとって重要な、目を開くような体験には主に3種類あります。

  そのうち、今の居心地のよいところから一歩ふみだす体験は(  )役割・ルールが与えられるときです。

4 自己認識は特殊なタイミングではなく(  )のなにげない瞬間にできることがあります。

回答例

1 内的  2 外的  3 新しい  4 日常

いかがでしたでしょうか?それでは、ターシャ・ユーリックさんの『インサイト』で自己認識について学んでいきたいと思います。

平均以上効果

 人は無意識に自分の考えに対して強い自信を持っていることがあります。さらに、様々な分野についての能力を平均以上だと考える傾向があります。これを「平均以上効果」とよびます。

 組織の全体に「平均以上効果」によって自己認識がことなっている状態であれば、チームの生産性と協調性が下がり、衝突の可能性が高くなるという研究結果もあります。

 特にリーダーが現実から目を背けているときは、失敗の可能性は約6倍にもなってしまうそうです。特に経験豊富なリーダーは自身の能力を過剰に見積もる傾向にあるようです。

ダニング=クルーガー効果

 さらに、最もパフォーマンスが低い人々は、自分自身の能力に強い自信を持つ傾向があります。

 このように自分の能力を過大評価しがちであることを「ダニング=クルーガー効果」とよびます。

 人々は自らの思い込みに対してはなかなか気がつかないのです。

成功を遠ざける3つの盲点

1 認識の盲点

 人は自分が「得意だ」と思っていることがあると、他の人と比べて同じくらいであったとしても「よくできた」と感じる傾向があります。

 このため、実際には自分にはあっていない分野を「得意だ」と思い込んで取り組んでいるということがでてきます。

2 感情の盲点

 人は気がつかないうちに、感情に影響されて決定をしていることがあります。

 難しい問題にであったときに「じっくり考えよう」と思っていても、実際には「なんとなく直感で」答えているということがあります。

 さらに、直近で起きたできごとが思考に強い影響を与えることもわかっています。

3 行動の盲点

 自分の行動を、客観的に見ることは非常に難しいということです。

このような盲点があることで、しっかり自己認識できているような気にはなっているのですが、実際にはうまくできないという状況になってしまいます。

それではどのようにすれば、少しでも自分を見える状態にしていくことはできるのでしょうか?

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