自己認識攻略法4
前回はどうすれば自分についてよりよく見通していくことができるか、という点についてみていきました。それでは復習からスタートしましょう。
1 自分の価値観や( )を疑うことが自己認識には必要になります。
2 ( )の事前予測をすることで、これから起きることに対しての自己認識を知ることができるようになります。
3 ( )が高いことと成功には相関関係が低いということがわかっています。
4 自分が特別だと思っている人は、少しの批判や失敗で立ち直れなくなってしまいがちです。これを( )効果とよんでいます。
5 特に成功をおさめている人は、( )の人に好奇心を持っていることが多いです。
6 「なぜ」は自分の周りを、「( )」は自分を理解しようと問いかけるときに使用します。
回答例
1 前提 2 失敗 3 自尊心 4 フィール・グッド 5 自分以外 6 何
いかがでしたでしょうか?
それでは今回も、ターシャ・ユーリックさんの『インサイト』で自己認識について学んでいきたいと思います。
日記の正しいつけかたはあるのか?
日記を書くことで、自己認識を高めるためにはいくつかのポイントがあります。
・すべてを書く必要はない
日記を書くときには、一度に20〜30分かけて「自分の人生に大きな影響を与えてきた問題」に対して、一番深い部分の思考や感情を書くことがポイントになります。
このとき、出来事に関する「事実」と「感情」の両方を書くとより効果的です。
・「悪い部分」と「良い部分」詳しく書くべきであるのは?
悪い部分や良い部分だけを詳しく書いていくとすると、どのような効果があるのでしょうか?
もし、悪い部分だけを詳しく書いていくと、「なぜ悪かったのか?」を分析することができます。
一方で、良い部分だけを詳しく書いていくと幸福度が低くなるという結果がでています。
「なぜ良いのか?」という部分を詳しく分析してしまうことで喜びが薄れていってしまうようです。
心の中で繰り返すことによる効果
自分の中で「失敗してしまった」というできごとを何度も繰り返し考えてしまうことがあります。
反省をすることで、自分のことがよくわかるようになると思われますが、実際にはよくない効果があらわれることがあります。
何度も頭の中で反省を繰り返してしまうことで、満足度や幸福度が低下するということがわかっています。
このようなことを防ぐためにはどうすればよいのでしょうか?
方法1 「周りの人が自分と同じくらい気にしているのか?」と問いかける
自分は失敗だと思っていても、周りの人々はこちらのミスについて思ったほど気にしてないということが多いのです。
そこで、「周りの人はどうか?」と考えてみることで、自分だけが気にしているという状況に気が付くことができます。
方法2 パフォーマンスではなく「学び」に焦点をあてる
物事がうまくいかない・・・とうことを気にしていると「うまくいかない」ということを何度も頭の中で繰り返すことになります。
そこで、「自分がチャレンジしたことを通して、どうすればうまく学ぶことができるか?」と考えるようにします。
このように考える人の方がパフォーマンスが高くなる傾向があるということがわかっています。
