「悪い対立」を「良い対立」にする方法2
前回から「対立」について学んでいます。今回は前回の復習をしていきたいと思います。
1 人々は問題解決において2種類の立場があります。1つめは「敵対主義」で、2つめは「( )」です。
2 対立をのりこえるためには、問題を( )する必要があります。
3 健全な対立をするために必要なことは( )姿勢です。
4 ( )は、複雑な現象である場合でも他の可能性を排除することになるので、注意が必要です。
回答例
1 連帯 2 共有 3 聞く 4 二者択一
いかがでしたでしょうか?それでは、引き続きアマンダ・リプリーさんの『よい対立 悪い対立』で対立について学んでいきたいと思います。
あと少しで対立が解消できるのに・・・
誰しも「対立がしたい」と思っていることは少ないかと思います。それにもかかわらず、一度対立してしまうと、対立から抜け出すことは非常に難しくなってしまいます。
対立などしたくない。平和がよい。と、みんなが「何を妥協すればよいのか」を考えている。それでも自分から折れるのは・・・と考えて平和をつかむことができなし。
どうしても自分「側」と相手「側」という気持ちがあると行動できなくなってしまう。
第三者の視点で見た時には「そんなことで対立していないで、さっさとお互い妥協すればよいのに」と考えることができますが、自分が当事者になってしまうとなかなか妥協ができなくなってしまいます。
「だろうと思っていた」なんて言わないで
対立をなく意見を深めていくためには、全員で決めた意見を全員が誠心誠意取り組んでいくことが必要になります。そして、失敗した場合は再度全員で話し合いをして内容を見直していきます。
このようにしていくことができれば対立はなくなっていくのですがこれは非常に難しいことです。
自分の意見とは違うものが採用されて、その意見がうまくいかなかったとき「自分は失敗すると分かっていた。だから最初から違う方にするべきだった」と感じる場合があります。
このような場合でも「自分の意見に固執しない」ということが重要です。
うまくいかなかったときに全体で1つの内容について話し合うことができれば最終的にはより短時間でより創造的な解決策を導くことができるようになります。
二項対立を減らすには?
意見を2つに分けて話し合いをすると、お互いを敵だと認識して攻撃的になってしまう場合があります。
そこで解決策の一つとして「3つ以上の選択肢を提示する」ことが効果的です。
次にグループを明確に分けないという方法があります。
グループを分けることで、「自分たち」と「その他」と考えることにつながり、対立が発生しやすくなります。
それでも対立にはまってしまったら?
それについては次回以降で学んでいきたいと思います。
