驚くべき「データ」の秘密
「こんなとき、どうしたらいいんだ・・・」
と迷うことはよくあります。
そのようなときに直感に頼るのも良いですが、
『データ』を活用するとどのような選択になるのでしょうか?
ということで、今回はセス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツさんの
『人生の一大事はデータ科学にまかせろ!』で、
データを活用する方法について学んでいきたいと思います。
(注:データはアメリカでとられたものです。)
デートに関して
デートまでたどり着くにあたって、「見た目がかなり重要」という、
「それはそうだろう」というデータがあります。
しかし、恋愛関係で幸せをつかめるかどうかは別です。
恋愛関係において幸せを感じるポイントになるのは
「満ち足りている」かどうかです。
つまり、恋愛でうまくいくためには
現状「満ち足りている」と感じている人と恋愛をすれば、
幸せをつかめる可能性が高くなるということになります。
子育てに関して
親の影響は思っているほどは強くないようです。
また、影響がありそうであまりない要素は
・テレビ視聴
長期的に子どもの試験成績には大きな影響はない。
・チェスなど認知能力に負荷をあたえるゲーム
長期的に賢くするという結果には結びついていない。
・バイリンガルになる
多面的な認知能力に与える影響は小さい
というものです。
では、逆に影響がある要素は「住む場所」です。
具体的に子育て向きな場所は
「周囲の大人から良い影響を受けられる場所」
だそうです。
親よりも「周囲の大人」の影響が強いというのは驚きですね。
つまり、子どもを「見習わせたい大人」に引き合わせることは
大きな影響があるということですね。
企業で成功するためには?
「若い社長が大成功したその方法とは!?」
という話題は、雑誌やテレビなどで耳にする機会があります。
そのため、早くに企業した人物が成功している印象を持つことがあります。
しかし、実際には企業に成功した社長の平均年齢は
42歳だそうです。(アメリカのデータですが)
よく目にしたり、耳にしたりすることは本当だと感じてしまいます。
テレビや雑誌で「新進気鋭の若手社長!」と紹介されるとインパクトがあり、
「若いうちに企業しなければ成功しない」というイメージができあがるの
ですね。
では、実際に企業して成功するために必要なことは何なのでしょうか?
「若いほど成功する」と同じように言われる話として
「他のことをやっていた人」が社長に就任して経営に成功するという話です。
その理由として
・知らないからこそ、固定概念にとらわれず、今までに無いことに挑戦できる。
・知らないからこそ、失敗を恐れず挑戦できる。
というものがあります。
しかし、こちらもそのようなことはなく
「同じ分野で成功していた人」の方が企業してさらに大きな成功をつかむ
可能性が高くなっています。
つまり、企業成功の秘訣は
1 20〜30代でスキルを習得する。
2 専門領域で認められるようになる。
3 企業する。
という何とも「あたりまえ」の内容になるのです。
良い一日だったと感じるためには?
「どのような活動をしているときに幸福度が高くなるのか?」
というデータがあります。
このデータから、どのような活動をすればよいのか見えてくるかもしれません。
おもったより影響が無いのは、以下のような活動です。
『睡眠、パソコン、スマホゲーム、テレビ、食事』などです。
(すべて自分がしている活動・・・)
一方で影響がある活動は
『展覧会・博物館・図書館に行く、スポーツ、ガーデニング、買い物』などです。
(かろうじて買い物に行くくらい・・・)
これらにはどのような違いがあるかというと
「活動をするためにある程度の決断が必要」
というものです。影響が小さいものは非常に気軽にできますが、影響が大きいものは
「よし・・・やるか!」という気持ちが必要です。
つまり、幸福度を高めるためには
「めんどくさいと思ったらそれを進んでやる!」
という何とも不思議な結論が導かれます。
ちなみに、以下の3つは幸福度を高めるために大きな影響があります。
・自然にふれあう
・天気がよい
・友人とすごす
これらをまとめると
「自然の中で良い天候の中、友人とすごす」
ということになります。
(1人でパソコンを操作している現状とは真逆の活動が必要なようです・・・)
