数字を活用する方法?
「数字」はウソをつかない。
ということで、今はあらゆることが数字で表されています。
歩数や睡眠時間、1週間でどのアプリを何分間使用したのか・・・
などあらゆることが数字でわかるようになっています。
そのような数字で表された世の中に良いことや悪いことはあるのでしょうか?
ということを学習するために、ミカエル・ダレーンさん、ヘルゲ・トルビョルンセンさんの『数字まみれ』をみていきたいと思います。
数字の印象は?
好きな数字はありますか?
ちなみに世界で一番人気の数字が何か、予想できますか?
「7」です!
日本では「ラッキー7」とよく言われますが、世界の文化でも「7」が関連する話がでてくるようです。
数字のパワー
数字には力があります。
バーベルを使用した実験があります。
「100kg」と書かれたバーベルを使用して、何回あげることができるか記録をとります。
実験は数回行われますが、そのうち何度か「100kg」と書かれていますが、実際には「90kg」に減らされたバーベルを
使用します。
ところが、あげることができた回数は100kgの時も90kgの時も同じでした。
実際には90kgしかなくても(充分重いですが)、「100kg」と書かれていることによって
「100kg」だと思ってしまうということがわかります
それくらい数字の影響力は強いのです。
何歳ですか?
日常的によくされている質問の1つかと思います。
しかし、この質問をするだけでも大きな違いがでます。
色々な年代の人に、腕立てふせをしてもらう実験をしました。
そうすると、年齢が若い人の方が、回数が多い傾向がありました。
(そりゃそうでしょう)
と感じるかと思います。
次は「何歳ですか?」と質問して、答えてもらってから同じ腕立てふせの実験をしました。
すると、何も質問していないときより
・若い人 回数が多くなる傾向
・年齢が高くなればなるほど 回数が少なくなる傾向
が見られました。
実験前に「年齢を確認しただけ」でこれほど差が生まれたのです。
これは、年齢を確認したことで、「自分が何歳であるか」を意識したことで結果に影響が出たということになります。
気が付かないうちに、様々な数字に影響を受けて生活していたのですね。
