「重大な決断」をする方法2
重大な決断はできるようになるのでしょうか?
今回も、ラス・ロバーツさんの『非合理な思考術』で
どのようにして決断を行なっていくかを学んでいきたいと思います。
最高の相手をみつける方法!?
数学のすご〜い人が考えた、最高の相手をみつける方法があります。
1 まず最初に全体の37%と面接をする
2 37%の中で最高の相手をみつける
3 残りの人を面接し、2で決めた最高の相手をこえた人を選択する
このような段階をふむことで最高の相手をみつけられるそうです!
が・・・
前提となる条件として
「全員がこちらをもとめている」という状況が必要になりますので、
大企業の人事課の方は使用できそうですが、
一般的に世の中全体の人が使用できる方法ではなさそうです。
ただ、理論上は非常によい選択はできるそうです。
世界の中心にいるのは誰か?
選択のときにはどうしても、
「自分にとってどのような得があるか?」という基準がでてきます。
人は無意識でも「自分が世界の中心で、物語の主人公」と考えています。
その考えが良いか悪いかという話ではなく、「自分にとって」という考えがでてくる
ことはあたりまえのことです。
ただ、「世界の中心は自分」という考えが強くなってくると
・周りの人は、自分の目標達成のためにいる
・他人の行動の良い悪いを、「自分に」とってどうかで判断する
このような思考になっていきます。
しかし、世の中の多くの人が関わって動いていくものですので、
「自分に何の得があるのか?」という考えだけではなく、
「自分が、ともに世の中を作っていくメンバーのためにできることは何か?」
という視点も必要になってきます。
最終的に大切なことは・・・「自分」?
自分が、周りのためにできることは何か?
これについて考えることで、
周囲にとってもよいこと、つまり「自分にとって正しいこと」が分かってきます。
それが「信条」とよばれるものです。
決断のときには、この「信条」にしたがうようにすることが大切になります。
「信条」にしたがって決断することで2つの良い点があります。
1 信条というルールができることで、すばやい判断が可能になる。
そのとき、そのときで臨機応変に対応した方がよさそうな気がしますが、
毎回判断することは非常に時間がかかります。
2 ルールにしたがうことで、自分にとって「良い」と考える決断ができる。
ルールがない場合は、良くはないが楽な選択をしたり、
良いと思っていることに対しても、やらない理由をたくさん作ってやらないという
ことがでてきます。
信条というものができ、それにしたがって行動することで、本物になっていきます。
自分の「理想の信条」をルールにして決断をしていくことで、
より自分の理想に近づいていくことができるということですね。
