アドリブトークの突破口?2
アドリブトークに必要な心構えはあるのでしょうか?
アドリブ力において、
・不安を減らすこと
・心の余裕をもつこと
このような気持ちが大切だとわかりました。
それでは、どのような姿勢で話をすればよいのでしょうか?
今回も、マット・エイブラハムズさんの『Think Fast,Talk Smart 米MBA生が学ぶ「急に話を振られても困らない」ためのアドリブ力』で学んでいきたいと思います。
アドリブトークの心構え
「アドリブトークは試練ではなく、チャンスです。」
と言われても、いきなりチャンスだと感じるのは難しいですね。
それでは、どのようにすればチャンスだと感じられるようにできるのでしょうか。
・しなやかマインドセットを持つ
「自分は変わることができる」という思考を持つと、実際に成長して成功しやすくなることがわかっています。
変わることができるという思考を「しなやかマインドセット」といいます。
しなやかマインドセットでは結果よりも過程を大切にします。
もし、うまくいかなかったときでも「今はまだできない」という思考になります。
これにより、できるようになるには今から何をするべきか?と考えられるようになります。
・相手の話を肯定的にとらえる
会話をしていると「でも、○○ですよね」という返答をすることがあります。
これに対して「そう。○○ですよね」と、肯定するように話を広げるようにします。
たとえ、相手と対立している場面であっても、共通している部分に注目して話を広げるようにします。
・良し悪しの判断を急がない。
相手の話に対して、すぐに賛成や反対の判断をしてしまうと、アイデアを受け入れる幅をせまくしてしまいます。
良し悪しの判断をしないようにすると、新しいアイデアを受け入れることができるようになります。
・常に次の一手をみる
失敗しても成功しても、次の一手を考えるようにします。
今やっていることに比べて、過去にしたことはとるにたらないこと
という心構えをもつことで、何をすればよいかと考えることができるようになります。
聞くときの姿勢は?
相手の話を聞く姿勢はどのようなものが求められるのでしょうか。
話は双方向に行われるものですので、相手の話をきくことも大切です。
・先入観なく聞く
相手の話は「こうなるだろう」と先入観をもって聞くと、相手が求めていることを逃して、自分の想像が合っているかを確認する作業になってしまいます。
・相手の話から何かを得る
自分が話をすることより、相手の話に集中し、相手の話から何かを得る方が大切です。
・解決策の提示はがまんする
相談されると、解決策を提示しなければとあせってしまいます。
解決策は相手の中にあると心得て相手に質問をしていく姿勢を持つようにしましょう。
・ペースを落として、余裕をつくる
あわてて返答せずに、相手にもこちらにも考える余裕をつくることが必要です。
相手の話をいいかえたり、相手がまだ話をしていない内容について質問したりして、お互いが考える余裕をつくることで、話をしっかりと聞くことができるようになります。
