アドリブトークの突破口?4
アドリブで話をする場面では、どのようなことに注意するとよいのでしょうか?
今回から、色々なシチュエーションでどのようなことに気をつけるとよいのか、
マット・エイブラハムズさんの『Think Fast,Talk Smart 米MBA生が学ぶ「急に話を振られても困らない」ためのアドリブ力』で学んでいきたいと思います。
雑談での心得
1 主役は相手
「おもしろい話をしなければいけない」と難しく考える必要はありません。
基本的には、質問をして相手を主役にしてサポートしていく姿勢が大切です。
2 話の終わりには感謝を
話を終えるタイミングは難しいものです。
話の終わりには、相手と話をしてよかった点について感謝を伝えて終えると、お互い気持ちよく話終えることができます。
雑談時のコツは?
1 相手とこちらの「自己開示のレベル」を合わせる
相手に質問することが大切ですが、情報の開示レベルを相手に合わせるようにしましょう。
相手からのみの情報になってしまわないように、相手が話をしてきたことについては同じレベルで情報を提供するようにしていきましょう。
(もちろん、言いたくないことを無理して言う必要はありません。)
2 相手との時間に集中する
話をしているときに、他のことが気になったり、違うところに注目したりしていることがあります。
会話をしているときには、会話に集中する。相手との時間に集中するようにしましょう。
3 チームプレーで話をする
次に話をする人につなげる気持ちや、相手からの話を受け取る気持ちで話をしていきましょう。
会話は1人でするものではありませんので、相手と協力して話を進めていく意識が必要です。
イベントでの心得
「大変だ!スピーチを頼まれた!どうしよう!?」
このようなときの、話の構成は
「機会」:今回はどのような機会の場?
「関係」:自分と相手・組織との関係は?なぜスピーチを頼まれた?
「逸話・教訓」:相手・組織に関する印象に残っている簡潔な話は?
「感謝」:相手・組織に対して、イベントに合う言葉をそえて、感謝を伝える。
このような流れになります。
イベントでのコツは?
1 短く簡潔に
長いとインパクトがうすれる可能性があります。
また、多くの人が話すイベントの場合は他の人とのつながりを考えて、話が長くならないように注意が必要です。
2 主役は自分ではない
そのイベントの主役が誰かを忘れないようにして、自分の話ばかりにならないようにしましょう。
次へ次へつないでいく意識が大切です。
3 場にあった話を
その場の人、なるべくたくさんの人に伝わるような話を心がけましょう。
せっかく同じ場にいるのですから、一部の人しかわからない話はさけた方がよいですね。
