失敗しないプロジェクト4
うまくいかなかったときには「予測段階」に問題がなかったかを
「何を基準にして予測した?」
という質問で検証する。
簡単に精度をあげる計画を作るためには、「過去を参照するとよい」
ということがわかりました。
今回は
プロジェクトで重要な「創造」について
ベント・フリウビヤさん、ダン・ガードナーさんの『どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?」で学習していきたいと思います。
とにかくやってみろ!
「迷っている間にとにかくやってみろ!やってみなければ成功も失敗もしない」
というアドバイスは、実行することの重要性を説くアドバイスとしてよく耳にします。
実行することは大切なことです。
しかし、このアドバイスが飛躍して「とにかくすぐにとびこまないと成功できない」という話になることがあります。
また、「とびこんでみて、追い込まれたときこそ創造力が発揮され、困難をのりこえることができる」という話になることもあります。
・とびこまないと成功できない
・追い込まれると創造力が発揮される
これは実際に正しいのでしょうか?
追い込まれると創造力は下がる
とびこんでみることで、自分を追い込むとストレスが発生します。
ストレスは創造性を下げることがあります。
特に
・自分ではどうにもできないと感じる
・自分の能力が試されている
と感じる時に発生するストレスは創造力を下げてしまいます。
「今すぐやる方がうまくいく!」ことはない
チャレンジは大切です。
実際に、「ある日思い立って行動し、その結果大成功をおさめた人のストーリー」を聞いたことがある人もいると思います。
このようなストーリーをきくことで「やはり、やりたいことがあるならば、今すぐやる方がいい!」と感じます。
しかし、注意が必要です。
「今すぐやって大成功した」というストーリーがある一方で、
「今すぐやってうまくいかなった」というストーリーもあるはずです。
このようなストーリーによって心躍ることはないため、忘れられてしまいます。
そのため、今すぐやったらうまくいくということだけが頭に残るのです。
創造力を高めてうまくいく計画をつくる
・「追い込まれると創造力が高まる」ことはない・・・
・「今すぐやる方がうまくいく!」わけではない・・・
では、創造力が高まるのはどのような時か?
それは、リスクもストレスも無く、自由に試すことができるときです。
つまり、「計画をたてているとき」ということになります。
だからこそ、計画の段階では、ペースを落として見直してみることで、新たな計画を思いついたり、ミスを減らしたりすることができます。
今すぐやるより、ゆっくり計画の方が結局は早く完了することにつながるのです。
