組織の人数が成長を阻む3
昨日は組織が成長していくために必要なことをみていきました。
1 組織には安心感をもたらす( )意識が必要
2 成績の向上には競争よりも( )が大切
回答例
1 帰属 2 協力
自分はこの組織にいて良いと思えること、周囲と協力していく環境が組織の発展にとっては重要だということですね。
それでは引き続き、トレイシー・カミレッリさん、サマンサ・ロッキーさん、ロビン・ダンバーさんの『「組織と人数」の絶対法則』で、集団における人数の影響について学んでいこうと思います。
会話がスムーズに進む人数は○人まで
会話は重要なコミュニケーションの道具です。しかし、会話で「誤解」がよくおきます。
会話では、「基本的には伝わっていない」ことを前提にしておく方がよいです。
もし伝わっていないと感じたら、別の表現で伝え直してみたり、相手へ質問したりしてお互いの考えていることを一致させることが大切です。
ところで、会話は何人までで行うことがよいのでしょうか?
それは4人です。5人以上になると会話から離脱してしまう人が出てきます。
その理由としては
・自分から話をする時間が少なくなる
・お互いの声が聞き取りにくくなる
・自分以外の人がどう思っているかつかめなくなる
というものがあります。
「何を話しているか聞こえない。」「何を考えているかわからない。」「自分から話す機会がない。」と感じ、会話に参加しなくなってしまうのです。
シェイクスピアの舞台では、1つの場面でセリフがあるのは4人までになっているそうです。
まだこのような研究が行われていなかった時代、シェイクスピアは5人以上の人が話をしていると伝わらないと感覚的に感じていたのかもしれません。
