新定番。最高の発想方法3

 前回は、アイデアを生み出す6つのステップのうち、準備段階までを見ていきました。

1 メインの課題を設定するときは(  )な課題を設定する。

2 課題をみつけたら「(  )」という形の文章にしてみる。

3 メイン課題を見つけたらサブ課題に(  )していく。

4 サブ課題の数は(  )個がちょうどよい。

5 課題がみつかったら、「この課題が解決したら、自分・あいて・第三者に

 (  )か」を考える。

6 過去、解決に(  )した方法を探す。

7 解決方法は( A )と( B )から探し、数は(B)の方が多くなるようにする。

回答例

1 解決可能  2 どうやって?  3 分解  4 5(個)  

5 どう感じて欲しい  6 成功  7 A:内部 B:外部

これらの情報を以下のような表に「手書きで」記入すると準備OKです。

「メイン課題」

サブ課題1解決(内)解決(内)解決(外)解決(外)解決(外)
サブ課題2解決(内)解決(内)解決(外)解決(外)解決(外)
サブ課題3解決(内)解決(内)解決(外)解決(外)解決(外)
サブ課題4解決(内)解決(内)解決(外)解決(外)解決(外)
サブ課題5解決(内)解決(内)解決(外)解決(外)解決(外)

 それでは、引き続きシーナ・アイエンガーさんの『最高の発想を生む方法』で学んでいきたいと思います。

⑤解決策を組み合わせる

 表(選択マップと呼びます)ができたら、解決策どうしを組み合わせていきます。

 最初に思いつく組み合わせは、普通の組み合わせになることが多いですので、何度も繰り返して組み合わせていきます。

 あとになってから気が付く組み合わせの方が、新しく創造的であることが多くなります。

 もし、組み合わせが見つからないと思ったらサイコロなどで、ランダムに2つを選んだものから解決策を作ることができないか試してみても良いです。

 10〜30個くらいのアイデアを作ることができたら、3個までにしぼっていきます。

 そして、「解決したらどう感じて欲しいか?」で考えた基準を満たす解決策ができたらあとは実行する段階です。

(  )になろう!でなれなくなる。 

 このステップでの注意事項として、「創造的になろう」と考えすぎないことです。創造的になろうとすることで、かえって思考が制限されてしまいます。

 ランダムで選んでもよいくらいですので、気楽に組み合わせを試してみるようにしましょう。

⑥第三者の目で見る

 アイデアができたら、アイデアを声に出してみましょう。

すると、思考が整理され、言葉によって思考がイメージ化されていきます。

 また、声に出してみることで「他の表現を使った方が伝わりやすいな」とわかることもあります。

 次に「相手がいる」と考えて説明をします。「相手がいる」と考えることで、相手の目でみているように情報を処理できるようになります。

 最後に、自分のアイデアを相手に説明してもらうようにします。こうすることで、自分の考えていることと、周囲の考えていることが一致しているか分かります。

 もし違う受けとり方をされているところがあれば、説明方法を変更して、自分の考えが正しく伝わるようにします。

 この過程によって、1つのアイデアに対して様々な理解を付け加えていくことができます。こうすることでより大きな質の高いアイデアとなっていきます。

 周囲に正しく伝わるようになったら、あとは実行していくことです。

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