ご存知ですか? 残酷な成功法則7

 今回は、「自信を持ちすぎることの注意点とその対策」についてみていきたいと思います。それではまず前回の確認をしておきたいと思います。

1 自信は、(  )できているという感覚を持つことができるため、強い影響を与えます。

2 実際の感情よりも、どのように(  )するかによって影響を受けます。

回答例

1 コントロール  2 認識  

それでは、引き続きエリック・パーカーさんの『残酷すぎる成功法則』で学んでいきたいと思います。

自信過剰の問題点

自信があることに利点はありますが、自信がありすぎることには問題点もあります。

1 現実の否定

 自信があることで、自分が強く感じます。これにより、現実に起きそうなことや、現実に起きていることを否定して、自分が正しいと考えてしまうことがあります。

2  共感力を下げる

 力が強いと感じることで、誰かを傷つけても平気になる傾向が見られ、小さなウソをついてもストレスを感じなくなります。自信過剰なリーダーは言葉が支配的になり、チームの自由度が低下したと感じるようになっていくことがあります。

自信がない!にメリットがある

 自信過剰には注意が必要だということがわかりましたが、自信がないことには何か良い影響はあるのでしょうか?

自信がない場合は

1  学ぶことや、改善することに前向き

 自信がないことにより、自分の誤りを認めることができます。これにより改善に前向きな姿勢で挑むことができます。

2  人の意見をきくことができる

 確信を持ちにくいため、新しい考えや、助言を広く受け入れることができます。

自信より大切な「セルフコンパッション」

 自信があること、自信がないことはどちらも良い点とよくない点があります。それではどちらの方がよいのか?と考えてしまいます。

 実は自信よりも成功に影響をあたえるものがあります。

 それが「セルフコンパッション」です。

 セルフコンパッションというのは「自身への思いやり」のことです。

 自身への思いやりがあることで、失敗しても必要以上に自分を責めることがなく、現実をありのままに受けとめることができるようになります。

 自信過剰がうまくいかなくなるのは、現実を見ることができなくなるという点が原因の一つです。自信を保つためには、自分に都合の悪いことから目をそらして、妄想により自分には力があると思い込ませる必要があります。

 一方でセルフコンパッションは、事実に目を向けて、完璧ではない自分を受け入れます。受け入れることにより、問題を見て現実的にどのように対処するべきかを考えることができるようになります。

 自分に寛容であることにより、失敗恐れずに挑戦し、前向きな改善ができるようになることで、粘り強くとりくむことができるようになります。

どのようにセルフコンパッション取り組むか?

 まずは自分自身に優しく穏やかにかたりかけます。

 思ってもいないような言葉や、無理なほめ言葉を使用する必要はありません。

 ポジティブな言葉を自分自身にかけるようにします。

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