自己認識攻略法7

 前回は外的自己認識について学んでいきました。それでは前回の内容を見ていきたいと思います。

1 ソリューション・マイニングとは(  )に焦点を当てて考えることです。

2 ソリューション・マイニングを実行するためには、目標を設定し、(  )を記録するようにします。

3 外的自己認識のために、相手に質問することが効果的です。質問をするときのポイントは(  )な質問をするということです。

4 改善をしていくときには、同時進行で進めていくよりも(  )して進める方が効果的です。

回答例

1 解決策  2 進歩  3 具体的  4 1つに集中

いかがでしたでしょうか?

それでは、引き続きターシャ・ユーリックさんの『インサイト』で自己認識について学んでいきたいと思います。

本当に「聞く」

 フィードバックを得る機会があったとしても、本当の意味で「聞く」ということは難しいです。

 人は自分のイメージを持っており、自分のイメージに固執することで精神的な安定を得ています。しかし、自分のイメージに固執してしまうと、せっかくのフィードバックに対して「耳を傾けない」「やりすごす」「なかったことにする」という間違った行動をとってしまうことがあります。

 せっかくフィードバックを受け取ったからには

・受け止める

・向き合う

・行動する

この3つができるようにしたいところです。

フィードバックを受け止める

 フィードバックをもらったときに、相手からどのように見られているかを知ってショックを受けることもあります。

 このようなときに、どのようにすれば「受け止める」ことができるのでしょうか?

 ポイントとしては

 ・その時の感情を認める

  →フィードバックを聞いて「動揺している」など

 

 ・フィードバックが重要だと判断する

  →相手からの指摘の中に、自分にとって重要なものがあると判断します。

 ・なぜそう思わせているか考える

  →自分のどのような振る舞いが、相手にそのように思わせているのかを考えます。

 このように、「受け止める」といっても、ただ聞くだけではないということがわかります。

フィードバックと「向き合う」

  フィードバックを受け止めたら、次は「向き合う」という段階になります。フィードバックを理解するためには、自分に3つの質問をすることが効果的です。

1 自分はフィードバックを理解しているか?

2 フィードバックが、自分の長期的な成功と幸せにどのような影響があるか?

3 フィードバックに対して行動を起こしたい?起こすのであればどのようにしたい?

このように質問をしてみます。

自己肯定

 フィードバックを受け取ることが難しい場合には「自己肯定」をしてみることが効果的です。

 たとえば、過去の回想をすることで自己肯定をおこなうことができます。過去のポジティブな記憶を思い出してもらってから、ネガティヴなフィードバックをした場合、受け止めやすくなる可能性が高いことがわかっています。

 自己肯定は、せっかくしてもらったフィードバックが、自分がかつてから感じていた不安や弱さを補強するような内容であった場合、別の視点で生産的な捉え方ができるようにしてくれます。

 フィードバックがポジティブで、自分がこれまで考えていたものでなければ、自分の新たな長所を知ることで行動できるようになります。

 フィードバックがポジティブで、かつてから自分でも同じように感じていた場合、これから自信を持って進んでいくことができます。

 このように自己肯定は、どのようなフィードバックに対しても効果的にできるようになります。

再確認。外的自己認識とは?

 外的自己認識は「周りからどのように見られているか?」を理解する力です。さらにいうと、自分なりの長所をよりよく理解することです。長所を理解して、行動に活かすことでもあります。

 フィードバックが、よくないものでも、ありがたいものでも「受け止めて」「向き合い」「行動をする」ことが大切です。とくに行動を起こすことは、行動しないことよりもはるかに良いことが多いです。

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